「ワイモバイル スマホプランS」とかけ放題プラン付きMVNO「楽天モバイルベーシックプラン」はどっちがいいの?MVNOはスマホプランSの代替となりえるのか徹底比較!

「スマホプランSと楽天モバイル選ぶならどっちだ?」
「ニャンキュッパ」で有名なワイモバイル社。2980円で無料通話やデータ通信がパッケージになっているスマホプランSはコストパフォーマンスの良さから人気を集めている。しかも2016年2月25日現在、MNPでDIGNO C 404KCを契約すると、契約から1年間は月額2980円から1000円割り引いた1980円で利用できるのだから驚きだ。
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ところがここ最近、楽天モバイルが「かけ放題プラン」を始めたことで注目を集め始めている。楽天モバイルはあの楽天が提供しているMVNOで、格安料金だけでなく楽天ポイントなど楽天と連携したさまざまなサービスが魅力となっている。
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スマホプランSを2年間利用しての代替手段を模索している方からも注目度の高い楽天モバイルのプランをワイモバイルのスマホプランSと比較をしてみることにした。今回は楽天モバイルベーシックプランにかけ放題プランを追加した場合との比較を行っていきたい。

下の表は2016年2月25日現在のプラン比較である。比較対象となる部分を順を追って解説していきたい。

  ワイモバイル
スマホプランS
楽天モバイル
ベーシックプラン
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新規手数料 3000円 3000円
最低利用期間 2年間
契約更新月以外の
解約は解約金発生
1年間
解約手数料 9500円 9800円
基本料金 月額2980円 月額1250円
かけ放題 基本料金に
含まれる
月+850円
かけ放題の制限 ・10分以内
・月300回まで
・5分以内
・回数無制限
かけ放題プラン
込みの月額料金
月額2980円
※一部機種契約で
1年間月額1000円引
になることあり
月額2100円
無料通話超過
後の通話料金
20円/30秒 10円/30秒
高速通信時の
通信速度
上り:150Mbps
下り:50Mbps
上り:200Kbps
下り:200Kbps
速度制限時の
回線速度
128Kbps 速度制限無し
速度制限の条件 月2GB超で速度制限
※キャンペーン適用時
無し
高速通信容量の
翌月繰り越し
×
※速度制限無し
対応SIMサイズ 標準/micro/nano 標準/micro/nano
SIM+スマホ
セット販売
キャッチホン 200円 200円
留守番電話 300円 300円
端末補償
プラン変更
故障時の対応 全国のワイモバイル
ショップで対応可能
郵送対応

 最低利用期間
最低利用期間はワイモバイルは2年なのに対して楽天モバイルは1年。しかしワイモバイルの場合は「契約更新月」というものが設定されていて、契約更新月以外での契約解除の場合は9500円の解約手数料が発生してしまう。つまり24か月のうちで解約できるタイミングが1か月しか無いため、他社でより良いプランやより良い端末が出てきてもすぐに乗り換えることができない。楽天モバイルの場合は1年以上のり用さえあればいつでも乗り換えが可能だ。

 かけ放題込みの月額料金
スマホプランSの場合は2980円の中にかけ放題が含まれているが、楽天モバイルの場合は別途オプション料金850円を追加する必要がある。その結果スマホプランSは月額2980円、楽天モバイルは月額2100円で利用が可能となり、料金設定だけ見たら楽天モバイルの方がお得に見えるが、どちらのプランもかけ放題に制限があるので次に解説したい。

 かけ放題の制限
スマホプランSも楽天モバイルベーシックプラン(かけ放題オプション付き)も純粋な「かけ放題」というわけではない。どちらもかけ放題に制限を設けている。スマホプランSの場合は10分以内の通話が月300回以内であれば2980円の料金内で利用可能で、楽天モバイルベーシックプラン(かけ放題オプション付き)の場合は5分以内の通話であれば何回かけても2100円の料金内で利用可能となる。もちろんワイモバイル同士、楽天モバイル同士の通話であれば無制限でかけ放題だ。

 無料通話超過後の通話料金
スマホプランであれば10分を超過した通話と1か月で300回の通話を超過した場合の通話料金、楽天モバイルであれば5分を超過した場合の通話料金だがスマホプランSの場合は30秒20円、楽天モバイルベーシックプランの場合は30秒10円で楽天モバイルのほうがお得な通話料金となっている。

 高速通信時の通信速度
スマホプランSの場合は2Gまでは下り150Mbpsの上り50Mbps、楽天モバイルベーシックプランの場合はどれだけデータを使っても200Kbpsとなっている。ウェブ閲覧や動画を頻繁に活用する方だと楽天モバイルベーシックプランは厳しそうだ。

 故障時の対応
意外に重要な要素だ。ワイモバイルの場合、故障したら全国のワイモバイルショップにとりあえず持っていけば何とかなるが、楽天モバイルの場合は電話と郵送での対応がメインとなる。そのため故障時の安心感という部分はワイモバイルの方がありそうだ。

楽天モバイルのベーシックプランは5分以内の用件を伝える程度の通話が頻繁にあり、スマホでのデータ通信はそれほど行わない方にとってはストレスなくコストを抑えられることが出来そうだ。逆に「高速データ通信は欲しい」と思っている方にとっては200Kbpsという通信速度はストレスにしかならないので、楽天モバイルの上位プランである3.1Gプラン(月額2480円)やワイモバイルのスマホプランS(月額2980円)にしておいたほうが良い。

今回はワイモバイルスマホプランSと楽天モバイルベーシックプランとの比較をしたが、楽天モバイルには3.1Gプランなどの高速データ通信が含まれたプランも存在する。今後楽天の高速データ通信込みのプランとの比較もやっていくつもりだ。

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