DTISIMではデータ通信専用のネット使い放題プランを2019年8月20日現在月額2200円（税抜）という破格の値段で提供している。しかしこうした「MVNO」のSIMには基本的に安いなりの理由が存在している。

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データ通信のSIMを比較検討する際、特に確認しておくべき重要項目は
月額料金
通信速度
データ通信量
最低利用期間
といわれている。

しかし過去、UQWiMaXのような大手事業者でも「データ使い放題だが3日で10Gを超えると速度制限がかかる」といったような「縛り」を設けていたため、データ通信量を検討する際には必ず
データ通信量の縛り（ルール）
についても確認しておかなければならない。DTISIMでもUQWiMaX同様、3日間のデータ使用量が一定量を超えると速度制限がかかるシステムだったが、2018年3月1日の「DTI SIM」3日間の通信速度制限撤廃についてにおいて速度制限が撤廃されている。しかしこの発表ではネット使い放題プランに関する記載が無いため、今回はDTISIMの「ネット使い放題プラン」には速度制限が存在するのかについてお伝えしていこうと思う。

DTISIMのネット使い放題プランには速度制限アリ

結論から言ってDTISIMのネット使い放題プランは「1日で」一定量のデータを使用すると速度制限がかかる。つまりデータ通信量の縛りが存在する。DTISIMの公式サイト内ではネット使い放題プランのデータ通信量の縛りは明文化されていないが、2019年8月20日現在速度制限のルールは
1日1Gまでは高速通信可能だが1G以降は低速になる
速度制限は24時でリセットされる
1日で1G使い切れなかった場合のデータは翌日に繰り越されない
といった点が確認できている。

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つまりDTISIMのネット使い放題プランは完全にネット使い方だというわけではなく、「1か月最大約30G」利用可能が正確な認識と言っていいだろう。そこはMVNOのSIM、少々クセがあるようだ。

クセを理解して利用すればコスパ最高クラス

それではDTISIMのネット使い放題プランはだめで使えないSIMなのかといえばそうとも言えない。先述したようにクセがあるので、クセを理解して利用するのであればコスパ最高クラスのSIMといえるだろう。というのも他社のデータ通信専用SIMにおけるサービス内容を比較した場合
楽天モバイルは

20Gプランで月額4170円
30Gプランで月額5520円
※税抜き価格2019年8月21日現在

OCNモバイルは

20Gプランで月額4150円
30Gプランで月額6050円
※税抜き価格2019年8月21日現在

といったようにほぼ2倍の月額料金がかかり、かなり高額となってしまう。

DTISIMと同価格帯なのはUMOBILEで

25Gプランで月額2380円
※税抜き価格2019年8月21日現在

といったところだ。

それに1日1Gというデータ通信量は自宅や勤務先にはWiFiがあり、外出先でのみデータ通信をするということであれば大半の方にとって不自由のない通信量といえる。もちろん高画質動画を連続視聴したりゲーム等の大容量のデーターを一度にダウンロードすることには向かないが、その辺りを上手に使い分けることができればDTISIMのネット使い放題プランは最高クラスのコスパといえるだろう。

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