今から2日ほど前の9月3日、突然のニュースが流れてきた。UQコミュニケーションズ株式会社が「WiMAX」サービスを終了するというものだ。WiMAXは定額料金でモバイルデータ通信のデータ通信料上限を気にすることなくネット接続ができるサービスの先駆けとして有名である。
WiMAXサービス終了は2020年3月31日
新規加入の申込受付終了は2018年9月30日
UQコミュニケーションズのウェブサイトで以下のような発表がされている。
UQコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:野坂 章雄、以下UQ)は、周波数の有効利用を目的に、2009年2月より提供してまいりましたWiMAXサービスを2020年3月31日をもって終了いたします(注1)。また、WiMAXサービスの終了に先立ち、2018年9月30日をもちまして、WiMAXサービスの新規加入のお申込み受付を終了いたします。
「WiMAXサービスが終了」という第一報を聞いて驚かれた方も多いと思うが、実際に公式サイトの発表を読み進めてみると少しイメージしていたものとは話が違うようだ。
WiMAXサービスは終了するが「WiMAX2+」は継続
現在WiMAXには「WiMAX」と「WiMAX2+」が存在している。今回の発表で大事なのは「WiMAXサービスは終了するがWiMAX2+は継続」という点である。公式サイトのコメントでも以下のように続けている。
UQは、現在WiMAXサービスを提供している周波数帯10MHzをWiMAX 2+サービスに切り替え、周波数の有効利用により快適な通信サービスを提供してまいります。
つまり影響があるのは現在「WiMAX」サービスを利用しているユーザーであって、現在「WiMAX2+」サービスを利用しているユーザーについては影響は無いと考えていいだろう。