ぷららモバイル定額無制限プランの3Mbpsってどうなの?

plala
Y!mobileのEMチャージサービスが2015年6月で終了となることに伴い、代替手段としてイチオシなぷららモバイルの定額無制限プランだが、月額2980円(税込)を支払えば通信量の制限無しでネットが使い放題になるだけでなく、契約したら最低2年使わなければいけないような最低利用期間や、加入は簡単にして解約を非常に難しくさせるような解約手数料を設定していないので、非常に魅力的なプランとして注目を集めている。
ただ、検討するにあたって一点だけ問題がある。それは回線速度だ。ぷららモバイルの定額無制限プラン、通信量の制限なしで使用できるとはいえ回線速度が3Mbpsしか出ないのだ。というわけで「ぷららモバイルの3Mbpsってどうなの?」というのが今回のテーマだ。

ベストエフォートの落とし穴

ところで同様の条件ということでいえばU-mobileのLTE使い放題プランが挙げられるが、このプランはパッと見であれば150Mbpsの回線速度で月額2678円と、端末購入料金だったり細かい諸条件を抜きにして考えたら明らかにぷららモバイルより好条件に見える。でも当サイトではぷららモバイルを推している。なぜか?実はこの回線速度の表記には大きな落とし穴が存在しているのだ。

インターネット回線には「ベストエフォート」という言葉が存在する。直訳すると最大限の努力といったことになるが、これをベストエフォート150Mbpsにあてはめるとこういうことになる。
「最大限努力した環境であれば150Mbps出ますが、150Mbpsの速度が出なくても責任持ちません」ということだ。しかも、「ベストエフォートで150Mbpsですが最低限20Mbpsは保証します!」みたいな最低保証の回線速度があるわけではないので、ベストエフォートで150Mbpsという結果さえあればユーザーの回線速度が1Mbps切ろうが100kbpsになろうが知ったこっちゃない。言ったもん勝ちな数値でもあるのだ。実際U-mobileのコアタイムでの実速度は、150Mbpsという期待値からするとかなり物足りない。
なのでこのサイトを見に来ている方たちはベストエフォートの回線速度だけではなく、実速度についても意識しよう。

ぷららモバイルの3Mbpsはどうなの?

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実際ぷららモバイルの回線速度はベストエフォート値と実速度との差がそれほど無い。回線速度のベストエフォート値はハイブリット車の基準ほどキツくはないので、高く書こうと思えばいくらでも高くかけるはずだ。それなのにぷららモバイルは敢えて「3Mbps」と抑えて表記しているように思えてならない。
なぜなら極端にユーザー数が増えれば回線速度が落ちてしまい、既存の顧客に対して回線速度の低下という不利益が生じてしまう。なので「3Mbpsですよ!」と敢えて期待値を下げて極端にユーザー数を増やさないようにして、安定的な回線速度を提供している、、、と考えるのは考えすぎだろうか?

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