X205TA対抗馬本命のAcer Aspire One Cloudbookが発売間近となっている。予定では8月、価格は168ドル(日本円で約2万円)とのことだが、未だにスペックが明らかにされていない。ただわかっているのは、今回のAspire One Cloudbook発売は、明らかにGoogleのChromeOSを搭載したChromebookを意識したものとなっていることだ。ChromebookはOSがChromeOSであることが最大の特徴だ。OSが無料である分、メーカーも価格を抑えつつも優良な端末を販売することができるため、ASUSやAcer、DELLなどの様々なメーカーがChromebookを販売し、売行きも上々である。おそらく今回発売されるAspire One CloudbookはChromebookの性能と同等かそれ以上のものを出してくると思われるため、今回はおさらいの意味も含めてChromebookとX205TAを比較することで、Aspire One Cloudbookがどんなかんじになるのかを考えてみることにした。
あなたの用途にもよるが、セカンドPCという用途で考えたときに記憶領域の部分を考慮しなければ、優劣つけがたい構成と言えるだろう。これを踏まえてAspire One Cloudbookがどうなるかを考えたとき、CPUについては恐らく省電力性に優れたATOMかCleron-Dualcoreのどちらかだろう。モバイル用途を考えたら当然の選択と言える。メモリについては2Mになるか4Mになるか?省電力にこだわるのであれば2Mだし、より操作性を向上させるのであれば4Mとなるだろう。通信規格については高速データ通信を実現した「ac」が搭載されるとみていいだろう。また、USBについても伝送速度がより高いUSB3.0になるのではないだろうか。あとは筐体の堅牢性といった部分になるが、こちらもOSにかかるコストが激減した分、Chromebook以上のものになることを期待したい。